事務所名をつけるときに考えたこと
名刺交換をすると、ときどき「田中さんなのに、つつじなんですね」と疑問に思われます。
通常、行政書士の花といえば「コスモス」なので、つつじを冠する事務所は少ないです(当事務所の他には、群馬県にあります)。
結果的にまとめると、
- イメージに残りやすい名前
- 地域に根ざした言葉
- 「つつじ」に、「222」が隠れている
- サジェスト機能を見据えて、ひらがな
というような経緯で、「つつじ行政書士事務所」となりました。
以下、その経緯を書いていきます。
イメージに残る名前
近年は少し毛色の違う事務所名も増えてきていますが、伝統的な事務所名の付け方としては、「(所長の名前)行政書士事務所」です。
しかし、わたしの場合、「田中行政書士事務所」では、ありきたりな名前過ぎて、記憶に残らないだろうと考えました。
「東洋陶器」、「東京通信工業」、「福武書店」いずれも有名企業ですが、記憶に残るかと言われれば、多くの人には、おそらく残りません。
とはいえ、「TOTO」や「ソニー」、「ベネッセ」のような名前を考えるだけのセンスも勇気もありません。
よって、イメージに残りやすい名前であること、(ただしスタンダードな名前であること)が、事務所名を考えるときの前提でした。
場所に関係することば
開業場所はいろいろと悩んだのですが、通勤費と事務所の家賃などを勘案して、久留米市内に決めました。
このことから、久留米市に関係する言葉を、事務所名に使うのが良いだろう、と考えました。
久留米市といえば、「カッパ」、「とんこつラーメン」、「観音像」などのイメージがありますが、事務所名に使えそうなものは限られます。
久留米市の花である「クルメツツジ」は、割と初期から候補に上がっていました。
「クルメツツジ行政書士事務所」だと、少し長いですが、久留米市にあることが分かる事務所名ですし、良い名前ではないかと思います。
「久留米市に根付く」という意味でも、植物の名前を冠した事務所名は、相性が良いように感じました。
意味が複数あることば
つつじは、英語でアザレアというそうです。
久留米市には、「アザレア法律事務所」という弁護士事務所もあります。
「アザレア行政書士事務所」もまた、候補にあがっていました。
候補の中で、どの言葉を使おうか悩んでいたとき、あることに気がつきました。
「つつじ」という音を考えたとき、「two(つ)・two(つ)・二(じ)」で、数字の「222」で表せるということです。
2月22日は、行政書士の日であるため、つつじという名前の中に、行政書士を暗示する言葉が含まれています。
このことから、最終的に「つつじ」を採用しました。
また、ホームページを作成するとき、独自ドメインを取得するのですが、利用しているレンタルサーバーで、ちょうど「g222.tech」というドメインが取得可能だったので、当サイトのドメインも、このとき決まりました。
サジェスト機能
最後に、「つつじ」、「ツツジ」、「躑躅(つつじ)」など、つつじをどうやって表現するかを考えました。
現在、スマホなどのブラウザで検索するとき、最初の文字を入力すると、過去にアクセスしたホームページや、一般的にアクセスの多い検索ワードがサジェストされます。
そして、(少なくとも2023年時点では)カタカナ表記や漢字表記のものは、サジェストされません。
つまり、ブラウザなどの検索欄に、「つ」と入力した時点で、過去に当サイトを訪れたことのある方だと、「つつじ行政書士事務所」がサジェスト欄に出てくる可能性が(1%でも)あるのですが、「ツツジ行政書士事務所」や「躑躅行政書士事務所」という名前だった場合、サジェストされる可能性が0%である、ということです。
この仕様は、将来的には改正されるかもしれません。
しかし、差し当たり開業直後である当事務所の場合、サジェストされる可能性が1%でも上がることは、たいへん重要だろうと思っています。
以上のような検討から、事務所名はひらがなの「つつじ」に決まりました。